広島女学院大学をYIC学院が管理・運営へ 背景に女子大離れや共学・キャリア志向の高まり

県内で専門学校を展開するYICグループは広島女学院大学などを管理・運営する学校法人から移管する手続きを行ったと発表しました。
YICグループは1990年に宇部市に専門学校を開校して以降、県内では6つの専門学校を運営していて山口市小郡と京都に拠点を置いています。
YICグループと学校法人広島女学院によると広島市の広島女学院大学と同じ敷地内にあるゲーンス幼稚園の管理主体を京都の学校法人=YIC学院に移す計画の認可申請手続きを18日、文科省に行ったということです。
広島女学院大学は広島で戦後初の私立大学として設立されましたが、女子大離れや共学・キャリア志向の高まりの影響を受け、去年9月にYICグループと広島女学院大学が教育交流などを目的にした包括協定を結び、連携を模索していたということです
来年度の入学生・入園生の募集は広島女学院大学として行い、これまでと同様の教育を継続するとしています。
ことし8月末には文科省の認可判断が出る見通しで9月ごろに今後の将来構想を発表する予定ということです。
YICは日本語学校を運営する強みを生かして大学への留学生の受け入れや専門学校を卒業した生徒の大学編入などを今後、検討することになるとしています。