被災の輪島港 10か月ぶりに水揚げ 久しぶりの活気に包まれ
地震や豪雨で大きな被害を受け、出漁を見合わせていた輪島港。港の応急整備が終わり、10か月ぶりに輪島の魚が水揚げされました。
輪島港は地震で海底が隆起し、護岸も損傷するなどしたため出漁できない状態が続いていました。
川島行人記者:
「沖に出ていた船が港に戻ってきます。隣りを見ると仮桟橋に設置されたベルトコンベヤーで魚が荷揚げされて行きます」
海底の土砂を取り除き荷揚げ場の仮復旧も進んだことで10か月ぶりに輪島の魚が水揚げされました。31日に仮桟橋についた船は27隻。タイ、カワハギ、ノドグロなど輪島の魚が次々に水揚げされ、港は久しぶりの活気に包まれました。
輪島市小型底引き組合・沖崎勝敏会長:
「いよいよ出荷できる時期がきたかなと、やっとできたなと、(来月6日に漁が始まる)カニを皆さん食べてもらって、カニの値段が少しでも上がればいいかなと思います」
水揚げされた輪島の魚は金沢に運ばれ、この日の夜に開かれるセリにかけられるということです。