アワビやサザエは採れずとも…輪島の海女漁 2度目の出漁
能登半島地震で港が大きな影響を受けながらも、7月12日に再開された輪島での海女漁。16日も海女たちが沖に出て漁を行いました。
16日午前6時の輪島港。自転車で到着したのは、これから漁に出る海女たちです。
16日午前6時の輪島港。自転車で到着したのは、これから漁に出る海女たちです。
輪島の海女漁は海底が隆起したことなどから船が出港できず再開できていませんでしたが、海底を掘り下げる工事が終わったことから、今月12日に漁を再開しました。16日は2回目の出漁となり、輪島から10キロ離れた沖合で2時間ほどの素潜り漁を行いました。
保管するための水槽や冷蔵の設備が被災したためこれまでメインとしてたサザエやアワビなどの収穫はあきらめ、ことしの水揚げは、もずくのみ。16日に獲れたおよそ2トンのもずくはこのあと県内のスーパーなどに並びます。
県漁協によりますとことしの海女漁は7月いっぱいを見込んでいて、その後は海底調査を実施し、来年以降のサザエやアワビ漁の再開を検討していくということです。