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「復興元年」の柱は”能登の復興“と“県の成長” 石川県の新年度当初予算案発表 

2025年2月18日 18:56
「復興元年」の柱は”能登の復興“と“県の成長” 石川県の新年度当初予算案発表 
石川県の新年度当初予算案が発表されました。地震や豪雨で被害を受けた能登の住まいやなりわい再建に向けた費用を盛り込み、大型の予算編成となっています。

新年度の当初予算案は一般会計の総額で9341億円あまり。地震の復旧費用などを盛り込み、過去最大だった去年の当初予算の1兆1100億円に次ぐ規模となっています。

このうち能登の復旧・復興に向け確保されたのは、全体の4割近くとなる3251億円あまりとなりました。

予算の柱として能登の復興と石川県の成長の2つを挙げた石川県の馳知事。

石川県・馳 浩 知事:
「復興支援は必須であります。どの程度のお金が必要になってくるのかということも見通し ながら、緊張感を持ってこの財政運営にあたる必要があると考えています」

石川県は、ことしを復興元年と位置付け、被災地の住まいや生活・生業の再建に注力します。

住まいの確保に向けては民間賃貸住宅とのマッチングを行うなど自力での生活再建を支援します。

また、なりわいの再建に向けては新たな業種にチャレンジする能登の事業者に向け、最大300万円の支援を行うなど起業の促進を図ります。


石川県・馳 浩 知事:
「意欲のある方々の取り組みを聞いて、バックアップしていく体制というのは、伴走型支援において必要。こういうところは、積極的に取り組んでいきたい」

冠水や土砂の堆積で被害を受けた農地については、復旧に向けて水路の修繕や農業用機械の再取得を補助します。

もうひとつの柱に据えた幸福度日本一実現にむけた石川県の成長戦略のひとつとして、金沢城二の丸御殿の復元に向けた本格工事に着手。工事現場のライブ配信や体験イベントで機運を盛り上げます。

当初予算案は、2月25日開会の県議会に提出されます。

最終更新日:2025年2月18日 18:56
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