海底隆起 取り残された漁船 緊急点検開始
輪島港では地震による海底の隆起で動かすことができない漁船が多数残っています。こうした、漁船を救おうと11日、緊急の点検作業が行われました。
輪島港では地震の影響で海底が2メートルほど隆起し、およそ200隻の船が港から出せない状態が続いています。故障を防ぐため定期的にエンジンを始動させる必要がありますが、海底の隆起でエンジンが砂を吸い込む可能性があり、作業ができていませんでした。
こうしたなか、日本中小型造船工業会では日本財団の支援を受けて、輪島港で船のエンジンを点検。海女漁で使用される磯入船を中心に点検し、作業員がカメラを使って吸水口にゴミが詰まっていないかなどを確認していました。
点検して貰った船主:
「半年くらい浮かべているので、機械の調子も不安なところがるので大変ありがたいですね。今後、海底調査もあるので、そんなことに使う前準備として点検をかねてやってもらいます」
日本中小型造船工業会では今年中に輪島港の全ての船の点検を完了する予定です。