「北陸応援割」石川も3月16日から実施へ 2次避難受け入れとの両立も
「北陸応援割」を巡っては、石川県を除いた、新潟、富山、福井の3県は北陸新幹線が敦賀駅に延伸する来月16日からの開始をすでに決めていました。
一方、県内の温泉旅館などでは現在、能登半島地震の2次避難先として、およそ4800人の被災者を受け入れていることから、県は、適切な実施時期について検討を進めていましたがほかの県と同じく来月16日から実施することを決めました。
1泊あたり2万円を上限として旅行代金の50%を割り引きます。
実施期間は、GW(ゴールデンウイーク)前の4月26日までが第一弾で、GW以降に第二弾が実施されます。
県は、2次避難者の受け入れを継続しながら、応援割で観光客を呼び込む制度となっていて、両立が図れるとしています。
これに対し、2次避難者を受け入れている山代温泉の旅館の社長は、複雑な心境を明かしました。
す。
宝生亭・ 帽子山宗 社長:
「観光客がまた大勢来るという状況はすごく喜ばしい」
「当館は2次避難所としてすべての部屋を提供しているので、参加できないのが残念」
「複雑ですね」
こうした課題に対して県は、2次避難者の受け入れ施設には予算を追加で配分し、実施期間も柔軟に設定できるようしたとしています。