金沢港に地震後初のセメント船入港 海上輸送で復旧工事加速へ
金沢港に能登半島地震以降、初めてセメント船が入港しました。
地盤の改良工事などに必要な資材の安定供給が期待されます。
川島 行人 記者:
「地震後、金沢港にセメント船が入港していきます」
金沢港に入港したのは、およそ4200トンが積まれた、巨大なセメント船です。地震前は金沢港と七尾港で受け入れていましたが、船から地上のタンクにセメントを送り込む配管が損傷するなどし、両港とも使用できない状態になっていました。
震災以降は富山や福井などから陸路で供給していましたが、金沢港の配管が一部復旧し、一度に大量の資材を搬入することが可能になりました。
これにより、被災地へのコンクリートの供給が効率化されるということです。
北陸地方整備局 金沢港湾・空港整備事務所 田中智 副所長:
「一度に大量のセメントが取り扱えるようになったということですので」
「復旧復興の加速化につながるのかなと思います」
今回運び込まれたセメントは地盤改良などの復旧工事に使用されるということです。