仮設住宅の完成や入居などに伴って地元に戻る高齢者をサポートしようと、珠洲市では、新たなデイサービスセンターが設けられ、きょうから利用が始まりました。

高齢化率が50パーセントを超える珠洲市では、市外へ避難した高齢者が地元に戻りやすい環境づくりが急務となっています。
こうしたなか、珠洲市社会福祉協議会では先月末に閉所したデイケア施設を利用して、新たにデイサービスセンターを開設しました。
きょうは、さっそく14人の利用者が訪れ、入浴したり、職員や他の利用者との交流を楽しんだりしていました。

利用者：
「利用者の方もいい人ばっかりだし幸せですよ」
「早く（地元に）帰りたいって人も何人かいますし」
「早く帰っておいで、一緒にデイサービス行こうって言ってます」

珠洲市社会福祉協議会・塩井 豊 事務局長：
「みなさんの表情を見ますと大変、明るい表情をしていますのでそこは大変良かったなと思っています」

珠洲市社会福祉協議会では今後、利用状況に合わせて受け入れ体制を強化し、地元に戻り、生活を再建したいという人たちの思いに応えていきたいとしていきます。