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被災地出身の運転士と車掌で”一番列車” 北陸新幹線金沢発敦賀行き

2024年3月5日 19:15
被災地出身の運転士と車掌で”一番列車” 北陸新幹線金沢発敦賀行き
今月16日に敦賀まで延伸される北陸新幹線の“一番列車”には、珠洲市と中能登町出身の2人が乗務します。
一番列車、そして、被災地であるふるさと復興への思いを聞きました。

きのう、福井県敦賀市のJR敦賀駅では、今月16日の北陸新幹線延伸で新たに開業する金沢と敦賀の間の一番列車の乗務員が取材に応じました。

このうち金沢発敦賀行きの一番列車となる「つるぎ1号」に運転士として乗務するのは、珠洲市出身の新谷均さんです。

つるぎ1号 運転士・新谷均さん(珠洲市出身):
「このような大役をいただけるとは思っていませんでしたので言われた時から緊張していますが緊張を楽しめるように準備をして迎えたいと思っています」

また、同じ列車に車掌として乗務する寺沢篤人さんは、中能登町の出身です。

つるぎ1号 車掌・寺沢篤人さん(中能登町出身):
「初列車に乗務したい乗務員が多い中で選んでいただき大変うれしく思いました。緊張もしていますが、敦賀開業に向けてしっかり準備して開業を迎えたいと思います」

被災地出身の2人は、新幹線の延伸をふるさとの復旧・復興につなげたいとの思いも語りました。

新谷さん:
「珠洲市をはじめとする地震の被害にあわれた方々に北陸新幹線敦賀開業が明るいニュースとなって届くのであれば私自身うれしいなと思いますし」
「北陸が盛り上がることを日本全国の皆さんが期待されていると思いますので私もその一員として一生懸命頑張っていきます」

寺沢:
「能登出身ということで今回、初列車に乗務するということで 大変うれしく思っています敦賀開業で能登の方を元気づけれたらうれしいと思っています」

復興への思いも乗せた一番列車は、3月16日の午前6時に出発します。
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