利用客の低迷続く中… JR指宿枕崎線あり方検討会議 「未来志向な議論を」
利用客の低迷が続くJR指宿枕崎線の指宿と枕崎の間について今後のあり方を議論する協議会が設置されました。19日、初めての会議が開かれ、路線の現状や利用促進のための方策について意見が交わされました。
会議にはJR九州や県、沿線の指宿市、南九州市、指宿市の関係者などが参加しました。
JR指宿枕崎線は利用者の低迷が続き、2023年度、指宿と枕崎の間の1キロ当たりの1日平均の乗客は222人で、JR発足当初の1987年と比べ約8割減少しています。年間の収支は約3億3700万円の赤字で路線の維持が課題です。
会議では沿線の地域の人口の推移や指宿枕崎線を利用しながら地域を活性化させるための取り組みについて意見が出されたということです。
(指宿枕崎線の将来のあり方に関する検討会議 鈴木圭祐会長)
「どう地域づくりと交通をやっていくのかというスタートラインに立てたというのが非常に大きいところだったと思う」
(JR九州総合企画本部地域戦略部 堀江秀理担当部長)
「今後どのように地域交通が指宿枕崎線の沿線に元気を届けていけるかは関係者が一緒になって未来志向で建設的な議論をしていきたい」
今後も必要に応じて協議を続けるということです。