「夏の甲子園」出場をかけた高校野球の県大会は熱戦が続いています。17日は2回戦の4試合が行われ、屋久島が3年前の優勝校の樟南に挑みました。

　県勢最多、21回目の「夏の甲子園」をめざす樟南と初戦を突破して勢いに乗る屋久島の対戦。

　1、2回を無失点に抑えてきた屋久島のエース・眞邉でしたがファーボールやヒットで2アウト満塁のピンチを迎えます。樟南の4番・迫山に対し、デッドボールで先制点を許します。満塁のピンチは続きますが、5番・政野をライトフライに打ち取り追加点は許しません。

　樟南のピッチャー犬窪に4回まで抑えられてきた屋久島打線。この回、先頭バッターの4番・日髙。待望のチーム初ヒットがでます。
その後、ファーストゴロの間にランナーが進み、2アウト2塁で7番・清田。
レフト前に弾き返し、ランナーはホームを狙いますが、同点に追いつけません。

　樟南はその裏、相手のエラーや送りバントで1アウト2,3塁で3番・下池のタイムリーヒットで2対0とリードを広げます。

　最終回、屋久島は代打・泊がヒットで出塁しチャンスを作りますが、最後は樟南のエース永田が内野ゴロに打ち取りゲームセット。

　樟南は2-0で屋久島を破り3回戦進出です。

（屋久島高校・河口悠真主将）
「楽しいことだけじゃなくてきついことも起きて離島だからバカにされることもあって、それでも3年6人で9人いない時でもみんなで助け合って最後まで9回までプレーできて本当に最高のチームメイトです」

　そのほかの17日の結果です。平和リース球場の2試合目は鹿児島南が出水工業を破りました。鴨池市民球場では川内商工が1点差を守り抜き勝ちました。鹿児島情報は鹿児島水産にサヨナラ勝ちで3回戦進出です。