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3年かけリニューアル「霧島国際ホテル」ファミリー層狙う新戦略 インバウンドへの期待は

2024年9月5日 20:02
3年かけリニューアル「霧島国際ホテル」ファミリー層狙う新戦略 インバウンドへの期待は

 四季折々の景色を堪能できる露天風呂が完成です。東京のホテル運営会社が運営を引き継いだ霧島国際ホテルで、3年かけて行われた建物の耐震化や改修がこの夏完了しました。ファミリー層を狙ったホテルの新しい戦略、そして回復しつつあるインバウンドへの期待は。

 霧島温泉郷の老舗「霧島国際ホテル」。2021年に東京の「マイステイズホテル・マネジメント」が運営を引き継ぎ、建物の耐震化や改修を進めてきました。今年7月に完成したのが。

(山下香織キャスター)
「露天風呂、広々としています。なんだか日本庭園の中に温泉が溶け込んでいるような趣ある雰囲気ですね」

 桜やモミジなどを植栽し、四季折々の景色を楽しめます。湯上がりにゆったりとくつろげる休憩スペースや卓球場も設けました。

 3年かけ大規模なリニューアルを行ってきたその狙いは、若い世代やファミリー層の獲得です。客室を20余り増やし、テントや2段ベッドを備えた「キッズデラックスルーム」を5室用意。定員6人で3世代でも泊まることができ、夏休みの稼働率はほぼ100%だったそうです。さらに…

(山下香織キャスター)
「去年の夏に完成したキッズパーク。子どもが思い切り体を動かせおもちゃもたくさん。雨でも関係なく遊べるので親としては助かります」

(鹿児島国際ホテル林田博総支配人)
「今までご年配の方の利用が多かったが、小さなお子様からお父さんお母さんおばあちゃんおじいちゃん3世代で楽しんでいただけるようなホテルになるといいなと」

 さらに今後期待しているのがインバウンドの増加です。県内では2024年7月までにコロナ禍で途絶えていた4つの国際路線が再開。便数こそまだ回復途上ですが9月には大韓航空が増便したほか韓国の格安航空会社も運航を再開します。

(鹿児島国際ホテル林田博総支配人)
「現在約10%前後が海外のお客様になっている。国際線も復活する兆しもあるので海外のお客様の利用も期待している」

 定期便の再開が後押しし県内では2024年7月、外国人の宿泊客が去年より14%増えました。インバウンドが県内の経済に及ぼす影響について、日本銀行鹿児島支店は。

(日本銀行鹿児島支店矢野正康支店長)
「観光、消費面の押し上げに寄与していくことだと思っていて/インバウンドの需要が旺盛であることはそういったところのコンポーネント(要素)を前向きに押し上げているということだと思う」

 秋の行楽シーズンに向け観光地ではインバウンド需要の増加にも期待が高まっています。

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