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各地で大雨…北薩では一時、避難指示も 阿久根では1時間に73ミリの非常に激しい雨 連休最終日の交通にも影響

2024年7月15日 18:43
各地で大雨…北薩では一時、避難指示も 阿久根では1時間に73ミリの非常に激しい雨 連休最終日の交通にも影響

 活発な梅雨前線の影響で昨夜から大雨となった県内。1時間に73ミリの非常に激しい雨を観測した阿久根市などでは一時、警戒レベル4の避難指示も発表されました。この大雨で連休最終日の交通にも影響が出ました。

 活発な梅雨前線の影響で県本土を中心に14日夜から大雨が降りました。道路は冠水し車が通るたびに激しい水しぶきが上がっています。ゴミ袋は道路に流され、くるぶしまで足がつかる中、住民が拾いに向かっていました。

 県の雨量計では阿久根市で1時間に73ミリ、伊佐市で71ミリ、さつま町で67ミリの非常に激しい雨を観測。阿久根市や出水市、薩摩川内市では一時、警戒レベル4の避難指示と土砂災害警戒情報が発表されました。

 県によりますと出水市では床上浸水が1棟、床下浸水が9棟、阿久根市で床下浸水が2棟の被害が確認されています。

 出水市高尾野町江内の県道では大雨の影響でアスファルトの舗装が剥がれ道路はぐちゃぐちゃに。出水市境町の国道3号では14日、斜面が大きく崩れ、全面通行止めとなっていましたが、15日午前0時半から片側交互通行となりました。阿久根市折口では14日、田んぼが冠水し、川のようになっていました。雨が小康状態になった15日午後、現場に行ってみると水は引いていました。

 3連休最終日の交通にも影響が出ました。

(磯脇琢磨アナウンサー)
「鹿児島中央駅では九州新幹線の再開を待つ人たちで大変あふれかえっている」

 九州新幹線は鹿児島中央駅と熊本の間で始発から運転を見合わせました。

(中国からの観光客)
「福岡の博多行きだが、運休で今、他の方法を探している。(中国に)帰国する。だからちょっと困っている」

(福岡からの帰省客)
「仕事と子供を夫に預けているので今日中に帰らないと学校があるしやばい。何とかして帰りたい」

 新幹線は昼頃、運転を再開しました。JRの在来線や肥薩おれんじ鉄道も軒並み運転を見合わせました。

 16日は晴れ間が戻る時間もありそうですが、薩摩地方ではこれまでの大雨で地盤が緩んでいるところもあります。今後、少しの雨でも土砂災害が起こる恐れがあるため、引き続き警戒が必要です。

    鹿児島読売テレビのニュース