12月12日にJR鹿児島本線の川内駅で起きた貨物列車の脱線事故を受け、JR九州鹿児島支社の海老原毅支社長が17日、薩摩川内市の田中良二市長のもとを訪れ、謝罪しました。

　この事故は12月12日、貨物列車が川内駅を出発した直後、線路の切り替えポイント付近で前の3両が脱線したものです。

　事故を受けてJR九州鹿児島支社の海老原毅支社長は17日、薩摩川内市の田中良二市長のもとを訪れ、謝罪しました。

(JR九州鹿児島支社・海老原毅支社長)
「脱線事故に伴い、薩摩川内市民の皆さんには多大なるご不便をおかけしている。この度は申し訳ございません」

　田中市長は「通勤・通学や物流に大きな影響が出ている」と述べ、速やかな復旧を求めました。

(薩摩川内市・田中良二市長)
「一刻も早い事故原因の究明、現場の復旧、貨客車両の運行再開ついて一刻も早い、対応、復旧を強く要望する」

　JR九州によりますと、現場では17日も車両をレールに戻す作業が進められていますが、復旧の見通しは立っていないということです。