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与論町大雨ドキュメント 建物浸水被害 商店なども店再開のめど立たず

2024年11月9日 18:03
与論町大雨ドキュメント 建物浸水被害 商店なども店再開のめど立たず
 与論町の大雨をドキュメントで振り返ります。

 8日午後猛烈な雨に見舞われ記録的短時間大雨情報が出された与論町。

(動画の撮影者)
「待ってよ、危ないからね」

 8日昼過ぎには、商店街も浸水しました。

(動画を撮影した川口敏昇さん)
「隣のおばちゃんの靴が流されたので、そこから動かないでねと言って僕が取りに行った。ご老人だと足元すくわれるくらいの勢いだったので膝上ぐらいまでは来てましたね」

 また、与論町の学校では、教室の一部が浸水。校庭も冠水しました。さらに、学校の敷地にある温室には大量の雨水が直撃していました。

(与論小学校・上野正直教頭)
「植えていた苗が結構流されていたのでそれが残念。どうすることもできない。水かさがどんどん増えてくるので校舎内に入ってくるのではと心配した。早く帰らせるのは危ないので、今日は全員、子どもたちは保護者に迎えに来てもらうことにして、迎えに来られない場合はちょっと学校で待ってもらうような対応をとった」

 そして、9日午前3時前。与論町に大雨特別警報が発表されました。

(気象庁・杉本悟史予報課長)
「鹿児島県奄美地方与論町に大雨特別警報を発表した。これまでに経験したことのないような大雨になっている。命の危険が迫っているためただちに身の安全を確保しなければならない状況」

 与論町内のスーパーでは冷蔵設備や商品が水浸しになる被害も。

(スーパートップ茶花本店・竹田光寛さん)
「きのうからずっと豪雨レベルで降り続いて翌朝出てきたらだいたい1メートルくらいまで水が来ていた跡があって商品とか店内水の勢いで流されていて、シャッター閉めていたけど冷蔵設備とかが横倒しになっていたりとか。冷蔵設備は全部壊れているので、水に浸かっていないやつも全部もうだめ」

 被害が大きく、店の再開の目途は立っていないということです。
最終更新日:2024年11月9日 18:04
鹿児島読売テレビのニュース