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「二度とありえないことだから」誕生日プレゼントに両替する人も20年ぶり新紙幣 鹿児島でも流通開始

2024年7月3日 20:26
「二度とありえないことだから」誕生日プレゼントに両替する人も20年ぶり新紙幣 鹿児島でも流通開始

 20年ぶりとなる新しい紙幣が3日発行されました。県内でも流通が始まり、新紙幣に替えてもらおうと早速、金融機関を訪れる人たちもいました。

(永田莉紗アナウンサー)
「現在午前7時すぎ。このあと日本銀行鹿児島支店で、新しい紙幣が金融機関に引き渡されます」

 3日朝、日本銀行鹿児島支店から、鹿児島銀行の委託を受けた警備輸送会社の職員に新紙幣、計100億円分が引き渡され、現金輸送車に積み込まれました。

 20年ぶりとなる新紙幣には、1万円札に渋沢栄一、5千円札に津田梅子、千円札には北里柴三郎が描かれています。偽造の防止を強化するために肖像が見る方向によって回転する「3Dホログラム」が採用され、お札の数字の表記も判別しやすいよう大きくなりました。

(日本銀行鹿児島支店矢野正康支店長)
「諸外国と同様に日本においてもキャッシュレス化は進展しているが、日本においては引き続き現金への需要は根強いものがあって、数量としてはGDPの約2割にあたる、約120兆円のお札が世の中に流通している。鹿児島の皆さまにおかれましても、新しい日本銀行券にぜひ慣れ親しんでいただければ」

 正午ごろ、鹿児島銀行では…。

(永田莉紗アナウンサー)
「こちらでは正午から、新しい紙幣を受け取ることができます」

 新紙幣に替えてもらおうと、早速、窓口を訪れた人たちもいました。

(訪れた人)
「会社の分だった。みんなが見たいだろうなと思って、会社の人たちが。それで昼から来たんですよ。きれいでしたね、印刷」

 3日が誕生日の奥さんに、プレゼントするという人も。

(訪れた人)
「誕生日の日に切り替えることなんでもう二度とありえないことだから、記念に欲しいなと言っていたのを聞いておりまして、びっくりさせようかなと思いまして。ホログラムがすごくかっこいいですね。肖像画もりりしく写っていて」

(鹿児島銀行本店営業部橋本和奈さん)
「お客様が新札を手に取ったときに、わあっと顔が明るくなったといいますか、20年ぶりということもあるので、新鮮な顔をしていて、こちらもお渡しするときにうれしくなりました」

 日本銀行鹿児島支店では3日だけで、鹿児島と宮崎の金融機関に340億円分の新紙幣が引き渡されたということです。

    鹿児島読売テレビのニュース