目安を6円上回る56円引き上げ 最低賃金953円に 過去最大の上げ幅
県内の最低賃金が10月から953円になることが決まりました。上げ幅は目安とされていた50円より6円高い56円で過去最大となりました。
鹿児島市で27日開かれた鹿児島地方最低賃金審議会。県内の最低賃金が現在の時給897円から953円にすることが決まりました。上げ幅は56円で、昨年度の44円を上回りこれまでで最も高くなりました。中央最低賃金審議会は、引き上げの目安を全国一律で50円と示していて、これを6円上回りました。
(鹿児島地方最低賃金審議会松枝千鶴会長)
「地域間格差の解消を重視して、目安の50円からプラス6円ということで大幅に上乗せした形。特に最近の物価の上昇を考えた上でかなり労働者の生計費を意識したところで決定した次第」
新たな最低賃金は10月5日から適用される予定です。