【停電は命のカウントダウン】被災したときに医療的ケア児を守る対策は!?

(母・祥子さん)
「酸素濃縮器といってここ繋げて酸素が流れるようになっている。切ったらちょっと苦しいのでちょっと流してあげて」
(母・祥子さん)
「自助努力はより意識しないとなって、今回の地震を見ていると思う。でもやっぱり自分達だけでは乗り切れない物もあるのでライフラインなんか特にそう。せめて電源がどこで頂けるのか。命に繋がる電源がどこでいただけるのか」
実は先月、柿内さん家族は自分達で避難訓練をしました。医療機器やオムツなど瑛斗くんの物だけで50キロ以上。家族の着替えや食糧までは持ち出せませんでした。階段を何度も往復して荷物を下ろすと、指定された避難先の小学校へ向かいます。校長先生が畳やトイレのある支援級の教室へ案内してくれました。しかし、ここに非常用電源はありません。持参した蓄電池などを使っても半日ともたないことが分かりました。
(母・祥子さん)
「吸引機の電源がなくなったら窒息する。おたおたしている間に電源がなくなってしまうんじゃないか」
鹿児島市によると224か所の指定避難所のうち個人も使える発電設備があるのは16か所のみ・・・。
では「福祉避難所」はどうでしょうか。大規模災害時に開設される予定の福祉避難所は、一般の避難所での生活が困難な高齢者や障害者などが対象です。
(鹿児島市地域福祉課・田代祐貴主任)
「(布団とか寝泊まりする用の物は?)通常の台風や大雨の時はご自身で、持ってきてもらうが福祉避難所として開設する大きな災害の時は隣に備蓄倉庫があるのでそちらから出す」