事故が相次ぐ西陵トンネル照明が消える「明るさの差が大きい昼間こそ注意を」復旧の見通しは立たず
鹿児島市の西陵トンネルでは、大型トラックが壁に衝突し運転していた男性が死亡するなど、事故が相次いでいます。事故の影響でトンネル内の照明が消え、復旧の見通しは立っていません。県道路公社は「昼間こそ十分注意してほしい」と呼びかけています。
鹿児島市西陵にある指宿スカイラインの西陵トンネルでは今月22日、大型トラックが壁に衝突し運転手の男性が死亡。さらに5日後の27日には、トンネルを逆走する軽トラックと軽乗用車が正面衝突し4人が搬送されるなど、先週以降、事故が相次いでいます。
今月22日の事故ではトンネルの内壁に設置していた電気ケーブルが破損しました。
(磯脇琢磨アナウンサー)
「事故のあった鹿児島市の西陵トンネルです。トンネルの上に電灯は2列あります。右側のみがついていて左側は暗いままとなっています」
応急処置が施され、現在は片側の列のみが点灯していますが、消えてしまっているところもあります。照明が2列とも点灯している対向のトンネルと明るさを比較すると、事故のあったトンネルの方が暗く感じました。
西陵トンネルを管理する県道路公社は「トンネルの外と中の明るさの差が大きいほど危険性が高くなるので、夜間はもちろんだが、特に昼間こそ十分に注意してほしい」と呼びかけています。
完全な復旧については「安全性を考慮し早急に対応したい」と話す一方、ケーブルの点検などに時間がかかるため、目途は立っていないということです。