屋久島空港の滑走路延伸が決定 都市圏からの直行便の開設に期待 事業期間は10年の予定
屋久島空港の滑走路が延伸されることが決まりました。小型ジェット機が離着陸できるようになり、都市圏からの直行便の開設が期待されます。
屋久島空港の滑走路は現在、全長1500メートルでプロペラ機しか離着陸ができないため、関東圏からの直行便がありません。県と屋久島町はこれまで、小型ジェット機を就航させるために屋久島空港の滑走路を延長するよう国に要望してきました。
国土交通省は1日、2024年度予算案に調査測量費、約5000万円を計上し、新たな事業として採択したと発表しました。滑走路は2000メートルに延長され、約180人乗りの小型ジェット機も離着陸できるようになります。総事業費は約169億円を見込んでいて、事業期間は2024年度から10年の予定です。
塩田知事は事業化が決定したことに対して「滑走路が延伸されると都市圏からの直行便の開設で所要時間は大幅に短縮され、農林水産物などの輸送が可能になるなど、地域経済の活性化に寄与すると期待している。早期完成に向け、屋久島町と一体となって取り組みを進める」とコメントしています。