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県内の中小企業のリーダーに2025年の展望を聞く 人手不足に物価高騰…どう対応する?

2025年1月7日 19:47
県内の中小企業のリーダーに2025年の展望を聞く 人手不足に物価高騰…どう対応する?

 2025年がスタートし、7日は鹿児島市で中小企業の代表が集まり年始会が開かれました。人手不足や物価の高騰に直面するなか、今年の展望をリーダーたちに聞きました。

 鹿児島市で開かれた年始会には、中小企業の代表や塩田知事など約170人が集まりました。会では、県中小企業団体中央会の小正芳史会長が「巳年は、努力を重ねて物事を安定させる縁起の良い年。中小企業が力を合わせて様々なことに挑戦し成功、発展していきましょう」とあいさつしました。

 2025年がスタート。各業界の展望を聞きました。

 鹿児島の基幹産業の一つ畜産業。飼料価格の高騰や担い手不足がいつまで続くか先が見通せません。

(南九州畜産食品永田稔麿理事)
「厳しい時代だからこそ自分たちが今何をできるのかというところに焦点を当てしっかり過 ごしていきたい」

 運転手不足が深刻なタクシー業界。「日本版ライドシェア」の導入が進められています。

(鹿児島個人タクシー事業鮫島和広理事長)
「日本版ライドシェアはタクシー 会社が責任を持って管轄してい るので安心ですこれを皆様にぜ ひ知っていただいて利用してい ただきたい」

 資材の高騰に悩む建築業界は、人手不足も追い打ちをかけ県が計画する体育館や鹿児島市の桜島学校は、入札が不調となりました。

(県建築協会栫井銀二朗会長)
「私どもの世界はかなり人手不足なので入ってこられるように魅力ある建築って楽しいなという世界を作ってこないと難しいのでは」

 天文館周辺には2024年、ホテルの開業が相次ぎ観光客も戻りつつあるといいます。

(天文館商店街平岡正信理事長)
「やっぱり天文館にすごい皆さん期待してくれているんだなという気持ちを感じました。交流人口を増やすまたそれと同時に定住人口も増やしていくということを天文館の方では今行政とも含めていろいろな形で考えています」

(日本銀行鹿児島支店矢野正康支店長)
「2025年も今の緩やかな回復というトレンドが続く。これがメインシナリオと見ている。鹿児島県経済それから日本経済との確実性がかなり高い状況にもあるのでどういうふうに経済が推移していくか引き続きよく見ていきたい」

 今年の動向に注目です。

最終更新日:2025年1月7日 19:47
    鹿児島読売テレビのニュース