各地で桜が見ごろ“駆け込み花見” 「花びら散らないうちに見ておこうと」 “桜の海”やライトアップも
県内各地で桜が見ごろを迎えています。3日から天気が崩れるため、駆け込みでお花見を楽しむ人の姿もありました。
(記者)
「鹿児島市の吉野公園。桜が満開となっていて多くの人が花見を楽しんでいる」
約800本の桜が満開を迎えています。広場では手作りの弁当を食べる親子連れの姿が多く見られました。
(花見客)
「桜がきれい」
(花見客)
「こんなに咲いていると思わなくてきれいでよかった。天気もちょうどよくて」
3日の天気はあいにくの雨。満開の桜を目に焼き付けようと駆け込みで花見を楽しむ人も。
(花見客)
「明日から雨と聞いていたので花びらが散らないうちに今のうちに見ておこうと思って来た」
例年よりもやや遅く満開となった吉野公園の桜。4月5日には桜吹雪となりそうです。
(磯脇琢磨アナウンサー)
「観音ヶ池市民の森の展望デッキからはおよそ1000本の桜が一望できる」
約1000本のソメイヨシノが満開を迎えるいちき串木野市の「観音ヶ池 市民の森」。展望デッキからのぞむその圧倒的な美しさは、“桜の海”と称されることもあるそうです。
(花見客)
「ここが大好きで毎年来る。上から見下ろせるのがすごくいい」
満開の桜のトンネルの下では弁当を食べたり散歩をしたりと思い思いに花見を楽しむ人で賑わっていました。
湧水町の轟地区では、桜並木のライトアップが人気を集めています。日が落ちると…。ライトアップされた240メートルの桜並木が田んぼの水面に反射し、幻想的な雰囲気に。
(花見客)
「口に表せないくらい。桜ってこんなきれいなのかなと思いますね」
桜並木のライトアップは地元の有志が「夜見られないのはもったいない」と2023年から始めました。2024年はライトの数も増やしたそうです。ライトアップは午後7時から午後10時までで、4日まで行われる予定です。
伊佐市の忠元公園です。県内で唯一「日本さくらの名所100選」に選ばれていて、約700本の桜が満開を迎えています。
(花見客)
「一周囲んで桜並木が生えているのってあまり見たことがないので、こういうのが忠元公園のよさではないかと思う」
訪れた人は、風が吹くたびにひらひらと桜が舞う春の景色を楽しんでいました。
一方、鹿児島市の甲突川沿いはまだつぼみが多くちらほらと花をつけている状態でした。ウェザーニュースによりますと現在は1分咲き。満開になるのは4月11日ごろの予想です。
そのほか、霧島市の城山公園、錦江町の花瀬自然公園などで桜が満開に。今週末は各地で続々と咲き揃い見ごろとなりそうです。