<土葬>の墓地を整備⁉異論相次ぐ宮城県議会「勇み足でないか」、イスラム教徒など外国人受け入れ増加に伴い検討
イスラム教徒が多いインドネシアなど外国人の受け入れが増加するのに伴い、宮城・村井知事が整備を検討する土葬墓地について、県議会では懸念を示す質問が相次いだ。
平岡静香県議)土葬が、土壌や水質に及ぼす影響の有無を心配している方々が非常に多い。県の見解を求める
渡邉拓県議)これは勇み足ではないかと憂慮する。我が国が近代に入り(土葬から)火葬に転換してきた背景には、国土狭小や伝染病予防など環境的・公衆衛生的な観点・要請があったことを軽視していないか
20日の県議会一般質問で、議員からは知事が打ち出す土葬墓地の整備に懸念を示す質問が相次いだ。
近年、人手不足を背景に土葬の習慣があるインドネシアなどイスラム教徒の受け入れが進むなか、村井知事は安心して宮城で働いてもらうために公営墓地などに土葬墓地の整備を検討するとしている。
質問を受け、知事は「土葬による土壌や水質への悪影響は、今のところ確認されていない」などと理解を求めた。
県は、今後 市町村や関係機関と協議し、土葬墓地設置に向けた調査を行う方針を示した。