【婚姻届「不受理」となった同性カップル】家庭裁判所に「仙台市に受理求める」申し立て
仙台市は、2月8日 市内の同性カップルが提出した婚姻届を不受理とした。
これを受け、カップルの男性らが家庭裁判所に「仙台市に受理を求める」申し立てを行った。
家庭裁判所に14日申し立てをしたのは、仙台市内に住む小浜耕治さん(61)。
性的マイノリティを支援する団体の共同代表であり当事者でもある小浜さんは、2月6日に太白区(仙台市)に同性パートナーとの婚姻届けを提出している。
これに対し、太白区は8日に「男性同士を当事者とする婚姻届は、民法および戸籍法上不適法」として、不受理とする通知を行った。
小浜さんらは「法律上は婚姻当事者が異性同士でなければならないという明文規定はなく、受理しないのは憲法違反」として、太白区長に対し婚姻を認めるよう求めている。
小浜さん「私たちの結婚を認めて欲しいと いうようなお願いベースではなく、同性婚を認めていない今の社会はおかしい」
全国では、同性婚を認めないのは憲法違反だとして、国に損害賠償を求める裁判が5か所で起こされているが、札幌地裁と名古屋地裁は「違憲」、東京地裁と福岡地裁が「違憲状態」、大阪地裁は「合憲」と判断が分かれている。