【「マスク着用による聞き取りづらさ」解消へ】区役所窓口で 職員の言葉を「字幕表示するシステム」試験導入 耳の不自由な人や外国人などとも円滑コミュニケーションへ(仙台市・泉区役所と青葉区役所)
仙台市の泉区役所と青葉区役所の窓口で、「職員の言葉をスクリーンに字幕表示するシステム」が、3月13日から試験導入される。
耳の不自由な人や外国人などとの円滑なコミュニケーションをとる狙いだ。
白壁里沙子アナウンサー・リポート
「泉区役所の総合案内に設置されたこちらのスクリーン。このように話した内容がリアルタイムで表示されます」
2日、「字幕表示システム」が試験導入される泉区役所の総合案内では、報道向けデモンストレーションが行われた。
職員がマイクに向かって話すと、「人工知能=AI」が文章に変換し瞬時にスクリーンに表示される。
マスク着用による聞き取りづらさの解消や、高齢者や耳の不自由な人との円滑なコミュニケーションを図る狙いがある。
外国語デモンストレーション
「健康保険証の手続きでよろしいですか?」
「このように外国語に翻訳することもできます。日本語に不慣れな外国人とのコミュニケーションにも役立ちます」
さらに、「字幕表示システム」は133もの言語に対応していて、外国人の来庁が多い青葉区役所の戸籍住民課にも1台設置される。
仙台市・区政部 区役所窓口デジタル化推進担当 古澤範明担当課長
「より多くの方に窓口を使いやすく便利にと考えている。デジタル技術が発展していますので、活用していきながら市民サービスの向上を図っていきたい」
仙台市では、13日からの試験導入で効果を検証し、本格導入に向けて検討したいとしている。