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<水道管流れる水利用して発電>小規模な発電施設「マイクロ水力発電所」 名取市で稼働(宮城)

2024年8月24日 8:00
<水道管流れる水利用して発電>小規模な発電施設「マイクロ水力発電所」 名取市で稼働(宮城)

水道管に流れる水を利用して発電する小規模な発電施設「マイクロ水力発電所」が、23日から宮城・名取市で稼働を始めた。

名取市の配水施設では、関係者が集まり発電所の開所式が行われた。

この「マイクロ水力発電所」は、水道事業のコンサルタントを行う企業「日水コン」が、配水施設の一部を借りて設置したもの。

施設の地下には、名取市内に上水道を供給するための水道管があるが、一部の水をバイパスさせて発電機を動かす。
発電量は、一般家庭77世帯分に相当するということで、発電した電気は東北電力へ売電される。

水道事業者や市には、施設の賃貸料や固定資産税収入などのメリットがあるが、災害時の非常用電源としての利用も予定しているという。

日水コン・間山一典社長
「この地域に今まで眠っていた使われていなかったポテンシャル利用する。地域に寄り添って水インフラの 持続に貢献していきたい」

「日水コン」では、今後も宮城県内の水道施設3か所で同様のマイクロ水力発電所を設置していく予定だ。

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