【速報】大郷町、住民投票一時停止への「即時抗告」断念…町長発言 SSP構想巡る20日の投票見送り

宮城県大郷町議会解散の是非を問う「住民投票」の一時停止を仙台地裁が決定をしたことを受け、町は10日、仙台高裁へ不服を申し立てる「即時抗告」を断念し、今月20日の住民投票の見送りが決定した。
10日午前10時頃、大郷町の田中町長は仙台高裁への「即時抗告」を断念したことを明らかにした。
大郷町の「スポーツパーク構想」を巡っては、これまで議会側が「事業費が明確でない」として関連予算案を2度否決していたが、構想に賛成する住民が、町議会の解散を求める署名を集め今月20日には住民投票が行われることになっていた。
一方、構想に反対する3人の町議が署名に代筆が疑われるなどとして町を提訴。
8日、仙台地裁は住民投票の一時停止を認める決定を下した。
これに伴い、今月20日に予定されていた議会解散の是非を問う住民投票も見送りが決定。
町は今後、無効の署名があるとして提訴されていることに対して、受任者と署名した人それぞれに再び事実確認し、有効性を証明していきたいとしている。