「対応に行き届かない点あった」いじめで児童不登校受け 仙台市教委が保護者らに謝罪
仙台市立の小学校で2021年、男子児童がいじめを受け不登校になった問題で市教育委員会は1日夜に保護者らと面会し、初めて直接謝罪した。
保護者らによると青葉区の市立小学校で2021年12月、当時1年生だった男子児童はトイレで複数の同級生から胸などを殴られけがをして不登校となった。
面会では、仙台市教育委員会の幹部3人が男子児童の父親や代理人弁護士らに「当時の校長や学校の対応に行き届かない点があった」と謝罪した。
仙台市教育委員会 蓮沼秀行 教育局次長
「教育委員会としてお子様とご家族の皆様に深くお詫び申し上げます」
謝罪を受け父親は「子どもは今でも苦しんでいる。ここからがスタート」と話した。
代理人の前田誓也弁護士
「まだこちらの納得いく内容にはなっていないと思った。抜本的な対策を取らないと同じようなことが続く」
保護者側は、いじめで苦しむ子どもたちが安心して学校に通えるよう、市教委と話し合いを続けていきたいとしている。