県庁に「半導体産業振興室」台湾の製造工場 宮城進出に対応
宮城県庁の産業立地推進課に発足したのが「半導体産業振興室」。台湾の半導体製造大手が宮城県内に進出することに伴ったもので、1日、看板が設置された。「振興室」は7人体制で、このうち1人は工場ができる大衡村の職員で、半導体製造工場の建設や稼働が円滑に進むよう、行政手続きやインフラ整備などを支援する。また、台湾から200~300人規模の技術者が大衡村周辺に移り住むため、住環境の整備のほか、将来的には技術者の育成も担う。
<宮城県 半導体産業振興室 田中太 室長>
「まずは工場の円滑な計画通りの稼働運営にたどり着けるように力を尽くしていきたい」
台湾の半導体製造大手PSMCの新工場は、早ければ来年後半に建設に着工し、2027年から稼働予定。建設には8000億円を超える投資に加え1200人の雇用も見込まれている。