12年前 “対馬から盗難” の仏像 韓国の寺が “条件付き” で返還応じる意向示す《長崎》
12年前に対馬市の観音寺から盗まれ韓国に保管されている仏像を巡り、所有権を訴えていた韓国の寺が、仏像の返還に反対しないとする考えを示していたことが分かりました
観音寺は26日に今後の対応について説明する意向です。
対馬の観音寺が所蔵していた県の有形文化財「観世音菩薩坐像」は、2012年10月、韓国人の窃盗グループによって寺から盗まれ、翌年、韓国で発見されました。
その後 韓国の浮石寺が所有権を主張していましたが、去年10月、韓国最高裁が観音寺に所有権を認める判断を示していました。
対馬市などによりますと、今年6月、浮石寺から「仏像の返還に反対しない」という内容の書簡が観音寺に届いたということです。
一方で浮石寺は100日間の「法要」を行うことを返還の条件としていて、観音寺は26日、記者会見を開き今後の対応について説明する意向です。
最終更新日:2024年9月25日 20:29