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ブロック開催は全国初「DHEAT訓練に120人参加」大規模災害想定し派遣チームと連携確認《長崎》

2024年9月6日 20:50
ブロック開催は全国初「DHEAT訓練に120人参加」大規模災害想定し派遣チームと連携確認《長崎》

災害時健康危機管理支援チーム=DHEATについてです。

DHEATは、大規模な災害が発生した地域に、都道府県や政令指定都市から派遣される医師や保健師などのチームです。

現地では、医療体制の構築や避難所の衛生対策といった 被災した自治体が行う
業務を支援し、災害関連死をはじめとした2次被害を防ぐための活動を行います。

県からも2020年に起きた熊本県の豪雨災害や、今年1月の能登半島地震の被災地に派遣され、医療チームの指揮や避難所の情報分析などに携わりました。

災害時に多くの命を救うためには、DHEATと地元自治体とのスムーズな連携が欠かせません。

県内が大規模災害に見舞われた際、どのような対応が必要になるのでしょうか。

九州、沖縄のDHEATのメンバーが6日、県庁に集まり、訓練が行われました。

(職員)
「長崎市の避難所開設が144。避難者数が4万9150人」

訓練に参加したのは県や長崎市、佐世保市の医療、保健部門の担当者のほか九州、沖縄の8県で構成する九州ブロックのDHEATメンバーら約120人です。

島原半島や諫早市などで、最大震度7の地震が発生し、土砂崩れによる道路の寸断や家屋の倒壊などの被害が出ている想定です。

(担当者)
「要配慮者の情報がどうなっているのか。情報が集められたら」

(職員)
「厚労省やほかのところからの情報が来たら、受けてもらえるとありがたい」

DHEATメンバーは被災地に入り、医療や福祉活動の主体となる「調整本部」の立ち上げや、県と現地の保健所との連携をスムーズに行うための手順を確認しました。

(県地域保健推進課 長谷川 麻衣子課長)
「災害時は現場は混乱しているので、災害が起きた時に迅速に対応できるよう、体制を強化したい」

DHEATがブロック訓練を行うのは全国でも初めてで、県は今後も迅速な支援に向けて訓練したいとしています。

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