Amazon配達員スト決行 配達に影響なし ドライバーは突然の契約打ち切りに憤りの声《長崎》
(30代配達員)
「なぜ普通に仕事をしている自分たちがいきなり契約を切られないといけないのか」
「全国初」とみられるアマゾンの配達員によるストライキ。
ドライバーたちは突然、契約打ち切りを通知した1次下請けの企業に対し憤りの声を上げました。
(60代配達員)
「お客さんに迷惑が掛からないように、自分なりに一生懸命やってきたつもりだけど、一方的に切られる。何の説明もなく切られる。それが納得いかない」
(40代配達員)
「契約解除されたら次の仕事を探さないといけない。切られた翌日から仕事を探していても生活が成り立たない。(1次下請けから) 早く回答が欲しい」
8日にストライキを行ったのは、長崎市と諫早市の配送拠点で働く約20人。
ドライバーらが加入する労働組合によりますと、2次下請けの会社と契約するのは全部で約80人で、一部のドライバーは8日も通常通り配達を行ったということです。
(40代配達員)
「僕たちは1日働いて日当をもらうので、それがないと困るという意見の人もいた」
このほか、アマゾンの荷物の配達は大手の運送業者なども担っていることから、アマゾンジャパンは「配送に遅延はなく、予定通り届けられている」とコメント。
大きな影響はなかったとみられています。
9日以降はドライバーらは通常の業務を行いますが、労働組合は事態が変わらない場合、再びストライキを行う可能性もあるとしています。
また、アマゾンジャパンに対しても就業の確保に向けて、1次下請けの会社を指導するよう求める要請書を8日午後、提出したということです。