島原市で住宅火災「火がどんどん上に」隣接する建物あわせて10棟焼く 焼け跡から1人の遺体《長崎》
12日午前、島原市で住宅など6棟の全焼を含む、あわせて10棟を焼く火事があり、焼け跡から1人の遺体が見つかりました。
火元の住宅の74歳の女性と連絡が取れておらず、警察が遺体の身元の確認を急ぐとともに、詳しい火事の原因を調べています。
(荒木陸記者)
「火災発生から1時間以上経過していますが鎮火には至らず、現在も懸命な消火活動が続いています」
12日午前8時15分頃、島原市浦田で「建物が燃えている」と付近の住民から消防に通報がありました。
(近隣住民)
「どんどん上に火がボンボン燃えていた。恐ろしい。こんなひどい火事は初めて」
(近隣住民)
「(住宅のほう)から煙が上がっていたので来たら、燃えていた」
この火事で、火元の髙田 いち子さん74歳の木造瓦ぶき2階建て住宅1棟と、隣接する5棟を全焼するなどあわせて10棟を焼き、火は約4時間後に消し止められました。
警察によりますと、髙田さんの住宅の焼け跡から1人の遺体が見つかったということです。
髙田さんと暮らす40代の娘は、当時外出していて、家にいた髙田さんと連絡が取れていないということです。
また 延焼したほかの家の住民は、火事に気付いて避難するなどしてケガはなかったということです。
警察が遺体の身元の確認を進めるとともに、消防と合同で火事の原因を詳しく調べています。