親子で挑戦 “魚のさばき方教室” 県内の漁業就業者「約20年で半数以下に減少」《長崎》
地元の水産業に家族で親しんでもらおうと、魚のさばき方を学ぶ教室が時津町で開かれました。
用意されたのは、長崎が全国1位の水揚げ量を誇る「アジ」と、地元大村湾でとれた「ナマコ」。
(子ども)
「なんかプニプニする」
地元の大村湾のことを知ってもらおうと時津町と県が、おととしから開いている「魚のさばき方教室」。
小学5、6年生の親子8組が参加し、アジの刺身づくりに挑戦しました。
(指導)
「(包丁を)引く。OKバッチリ」
(5年生)
「ちょっとたたいちゃえ」
お父さんとよく釣りに行くという児童は、アジの頭を落とした後に三枚におろしていきます。
(5年生)
「(出来は)まぁまぁかな。
骨と身を分ける時に骨に結構 身がついたから、そこが難しかった」
小学生とは思えない丁寧な包丁さばきで、刺身が完成しました。
1人2尾ずつをさばき、みんなで試食です。
自分で作った刺身の味は…?
(5年生)
「うまい。やっぱりアジはいい」
(5年生)
「自分でさばいた方が(おいしい)」
県によりますと、県内の漁業就業者は約20年で半数以下に減少。
今回の取り組みなどを通し、水産業への関心を高めていきたいとしています。