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秋の行事や味覚にも暑さの影響 彼岸の入りなのに…最も遅い “猛暑日” 大村市では38.1℃《長崎》

2024年9月19日 19:05
秋の行事や味覚にも暑さの影響 彼岸の入りなのに…最も遅い “猛暑日” 大村市では38.1℃《長崎》

19日は「彼岸の入り」ですが、日中 暑かったですね。

暑さ寒さも彼岸までと言いますが、今年は秋の気配はまだ先でしょうか。

大村市では日中の気温が「38℃」を超え、今年最高を更新。厳しい残暑はもうしばらく続きそうです。

(青木雄大アナウンサー)
「活水中学高校の体育大会、屋内で行われています。中では空調も効いていまして、非常に涼しい環境の中で競技など行われています」

19日に行われた活水中学・高校の体育大会。

これまでは秋空の下、屋外で開催していましたが、熱中症対策と天候に左右されない「屋内」で去年から実施しています。

体育館のエアコンは25℃に設定。生徒たちが入場する入口には、扇風機を設置しました。

(高校3年生)
「日光が遮断されているから熱中症のリスクが下がっている」

(高校3年生)
「太陽サンサン…みたいなのが体育祭のイメージもあるが、こういうのもあっていい」

屋内開催について保護者は。

(保護者)
「年々気温が上昇している。(涼しい環境だと)最後まで観ることができるので、室内大会がいい」

(保護者)
「有休を取って来ている。(日程が)変更されると困るのでそれもよかった」

盛り上がりを見せたのが、活水名物「仮装ダンス」。

クラス対抗で演技の完成度などを競いました。

今年、熱中症となった生徒はいなかったということです。

(石村 直義校長)
「暑さもあるし、転んだ時の擦過傷の度合いもある。生徒は、中でやることは楽しんでいるようなので、少し継続していくのかなと思います」

彼岸の入りの19日も厳しい残暑となった県内。

大村市で今年最高となる “38.1℃” など、4つの地点で9月の最高記録を更新しました。

県全域で30℃を超えていて、佐世保市では37.3℃、長崎市で36.3℃ など、8つの市と町では観測史上 “最も遅い” 猛暑日に。

(東京からの観光客)
「(長崎に)着いて、最初のひと言目が『暑いね』と話していた。東京より暑い」

(横浜からの観光客)
「夏が終わらないのかなという感じ。10月くらいまで続くと(ニュースで)言っていたので、この暑さで体がもつのかな」

この記録的な暑さは “秋の味覚” に影響を及ぼしています。

五島市で収穫の時期を迎えたサツマイモ。ただ、この農園では…。

(道脇農園 道脇 実喜夫代表)
「梅雨明け以降まとまった雨が降っていないので、イモも水分不足で大きくなりきれなかった。製品率が少し悪い」

収穫量は例年と変わらない見込みですが、約2割のサツマイモが小ぶりで形も良くないそうです。

20日以降、予想されるまとまった雨で今後、品質があがるのではと期待を寄せています。

(道脇農園 道脇 実喜夫代表)
「雨が1週間ほど続くので、(イモが)大きくなると思うので期待している」

    長崎国際テレビのニュース