子ども食堂を物流で支援 「MOWLS」県内で本格始動へ…食品を効率よく配送《長崎》
子ども食堂などへ食品を効率よく届けたい。
県内で本格的に始まるプロジェクトの説明会が26日に開かれ、運営する団体が協力を呼びかけました。
( 全国食支援活動協力会 平野 覚治専務理事)
「全国規模の企業なら、全国(が対象)でないと寄付ができないという話があった。それで始まったのが、ミールズ・オン・ホイールズ ロジシステム」
新年度から本格的にスタートするのは、子ども食堂などに食品を届ける物流のプロジェクト「ミールズ・オン・ホイールズ ロジシステム=MOWLS」です。
MOWLSは、企業などから寄贈された食品を大型の倉庫に一時的に保管。
ここから全国各地の拠点に配送し、地域の子ども食堂などに届ける物流のシステムで2020年から全国で徐々にひろがっています。
このシステムにより、大量の食品を受け入れることが可能となり、幅広い地域や団体へ効率よく、食品を届けることができるようになります。
県内では「ひとり親家庭福祉会ながさき」が中心となり、新年度から子ども食堂などへの食品提供を本格的に始めます。
(参加者)
「フードロス、地域の子育て支援の両方がうまく回っていくのではないか」
説明会では、大阪など先行している地域の団体から、運送会社の協力で配送コストを削減している事例などが紹介されました。
(ひとり親家庭福祉会ながさき 山本 倫子事務局長)
「離島が多い地域になるので、送るお金がかかってくるので、企業との連携は本当に一番大切だと思う」
「ひとり親家庭福祉会ながさき」では、新年度から県内10か所の拠点で食品提供を始められるよう準備を進めているということです。