「実際の現場で、より早く、スピーディに」 災害時に警察機能を移転する訓練を実施 震度6強の地震を想定 鳥取県鳥取市
災害の発生に備え対応を確認しました。震度6強の地震発生により警察署が被災したことを想定した警察機能を移転する訓練が6月18日、鳥取市で行われました。
18日の訓練には鳥取警察署員や機動隊員など、約50人が参加しました。鳥取県東部沖を震源とする震度6強の地震が発生し、災害対策本部となる鳥取市の鳥取警察署も被災したことを想定。警察機能を鳥取市内の別の場所に移転するため通信設備や救護用具を運び込みます。
携帯電話や固定電話などが使えなくなっても通信可能な衛星電話や、連絡を取り合うための無線、現地の様子を確認するモニターなどを設置しました。訓練開始から災害対策本部の設置完了までにかかった時間は約35分。通信回線のチェックをしたり、車から荷下ろしをして運び込んだりと、手分けして対応にあたっていました。
鳥取警察署 警備課長 本庄生承 警部
「こういった訓練を通して手順などを確認することにより実際の現場で、より早く、スピーディに立ち上げることができるかと。問題点などを抽出して、現場で適切に対応できるように署員一同やっていきたいと思います」
6月26日には台風や防風雨により信号機が使えなくなった場合に備え、可搬式の信号機設置訓練を行うということです。