「鳥取の地に戻ってこられたことをうれしく思います」 約50年ぶり「琴櫻」のしこ名襲名 大関・琴櫻が鳥取県知事を表敬訪問
大きな拍手の中、鳥取県庁に登場したのは、大関・琴櫻。鳥取県倉吉市出身の昭和の名横綱・琴櫻を祖父にもつ、佐渡ヶ嶽部屋の琴櫻が大関昇進、そして、琴櫻のしこ名襲名を平井知事に報告しました。
大関・琴櫻
「おかげさまで大関に昇進し、琴櫻というしこ名をいただいて、そして、鳥取の地に戻ってこられたことをうれしく思います」
千葉県松戸市出身の琴櫻(26)は、今年1月大相撲初場所で13勝2敗という好成績を挙げ、念願の大関に昇進。今年4月、「猛牛」と呼ばれたほどの激しい出足と当たりで横綱に上り詰めた母方の祖父・琴櫻のしこ名を襲名しました。琴櫻のしこ名が復活するのは、1974年(昭和49年)の名古屋場所以来、約50年ぶりです。
鳥取県 平井 知事
「これからさらに輝かしい力士の道を堂々と歩んでいけるように、もう一つの地元であります鳥取からも応援のエールを送らさせていただきたいという風に思います」
鳥取県のPRを行う「とっとりふるさと大使」に委嘱された琴櫻。横綱、そして鳥取への思いを語りました。
大関・琴櫻
「もう1つ上(横綱)がありますから、そこを目指してしっかりやっていかないといけないですし、そこを目指す上で優勝というところは通っていかないといけない道なので、毎場所勝ち取れるようにやっていきますので、鳥取のみなさんにまた喜んでいただけるようにも精進していければいいかなと思います」
祖父の地元から熱い声援を受けた大関・琴櫻。17日の午後6時半からは倉吉市で開催される祝賀会に出席する予定です。