高齢化が進む鳥取市佐治町。高齢者自身で病院まで移動することが困難な状況もある中、10月21日、遠隔で診療を行うオンライン診療の実証実験が行われました。

地域医療を維持しようと行われたのは、画面越しでの診察。10月21日、鳥取市佐治町で診療所と公民館をつないだオンライン診療の実証実験が行われました。オンライン診療には、市と民間企業4社が共同で構築した支援アプリを使用。

診療所から離れた場所に住む患者が、最寄りの公民館で看護師のサポートを受けながら遠隔で診察を受けていました。医師は診療を終えると、服薬指導をしつつ薬を処方。処方薬の配送サービスも手がけるIT企業が処方薬を公民館にいる患者に届けていました。

実証実験に参加した患者
「車がなかなか使えない、免許証を返納したときに、公民館とかでこういうオンライン診療ができたら本当に助かるかなと」

鳥取市佐治町国民健康保険診療所　三原周 医師
「私自身初めて診たんですけども、患者さんの表情だったりとか、実際の診察に非常に近い形でできたのかなと」

このサービスは実証実験の結果を踏まえ、来年度から本格的に運用する予定だということです。