「非常に不安」 迫る衆議院選挙に向け準備進むも日程限られ心配多数… 周知不足や人員確保に懸念 鳥取県鳥取市
選挙戦が始まるまで2週間ほど。10月15日公示、27日投開票が予定される衆議院選挙に向け各地で準備が進んでいます。
このうち鳥取市では、限られた日程の中での選挙の準備に心配の声がー。
鳥取市選挙管理委員会 事務局 有本公博 事務局長
「通常の任期満了に伴う選挙は、おおむね半年前くらい前から選挙期日が決まり、かなり余裕を持った準備ができます。なんとなく市民の皆さんに選挙が近いと認知されますが、この度のように1か月を切っている状況になりますと、そのあたりが十分にできるのかが非常に不安」
今回の衆院選では、準備期間が1か月を切っている中、選挙の周知が十分できないことが心配といいます。
そしてもう一つ心配されるのが「人員の確保」。92か所の投票所を設置予定の鳥取市では、選挙当日は1か所あたり職員3~10人、期日前投票では立会人50人を確保する必要がありますがー。
鳥取市選挙管理委員会 事務局 有本公博 事務局長
「イベントをもうすでに計画していたりとか、その日に突然選挙を持ってこられても全職員が対応できない」
期日が決まらないと募集ができないため、かなり苦しい人繰りだと話します。迫る日程の中、投票所の確保にも変化が。久松地区では選挙当日、通常投票所となる施設は地域の行事のため使用できず、今回は体育館へと変更になる予定。このように鳥取市では10か所が通常とは異なる場所になるということです。
鳥取市選挙管理委員会 事務局 有本公博 事務局長
「準備不足で、なにかが足らないとかが起こらなければいいなと。かなり厳しいです。だから予想を立てて動いていくしかない」