王将戦第3局は藤井八冠の勝利 歴史的快挙のタイトル戦20連覇に王手 「意識せずにこれまで通り臨みたいと思います」 島根県大田市
1月27・28日、島根県大田市を舞台に2日間の日程で行われた将棋の王将戦七番勝負・第3局。現役最強棋士の藤井聡太八冠が1年ぶりに大田市での対局にのぞみ、見事勝利しました。
1月26日、雪が積もる中、登場したのがー。将棋の王将戦七番勝負に挑んでいるプロ棋士の藤井聡太八冠と菅井竜也八段。大田市の国民宿舎・さんべ荘を舞台に、第3局を戦うことになりました。
藤井聡太八冠
「今回はまわり一面が雪景色で、ほかと違った風情を感じております。集中力を高めて対局に臨んで、面白い将棋ができればと思っています」
藤井八冠にとって、去年の王将戦に続き2回目となる「さんべ荘」での対局。26日には対局室で将棋の駒などを確認する「検分」が行われました。室温や照明、おやつを食べる場所まで入念にチェック。万全の態勢を整えました。
そして1月27日午前9時ー。
挑戦者・菅井八段の先手で戦いが始まりました。初日からペースを握ったのは藤井八冠。菅井八段も果敢に反撃を試みましたが押し切られ、28日午後4時41分、藤井八冠が94手で勝利。藤井八冠はタイトル戦19連覇中で、歴代最多記録の20連覇はもう目前です。
●20連覇に王手をかけたわけですが?
藤井八冠
「七番勝負全体のうち1つの勝負かなと思っているので、あまりそういったことは意識せずにこれまで通り臨みたいと思います」
王将タイトルの防衛、そして歴史的快挙に王手をかけた藤井八冠。王将戦第4局は2月7日と8日に東京で行われます。