「アンアン」「ポパイ」の雑誌デザインを手がける アートディレクター・新谷雅弘さんの企画展 原稿の執筆よりもレイアウトを先行する手法 島根県松江市
人気雑誌「アンアン」や「ポパイ」などのデザインを手がけたアートディレクター・新谷雅弘さん。その作品に迫る企画展が6月28日から島根県松江市で始まりました。
1970年に創刊した雑誌「アンアン」。当時、斬新だったビジュアルが中心の誌面構成は、その後の雑誌のデザインに大きな影響を与えました。その「アンアン」の創刊に携わったのが、島根県海士町在住のアートディレクター・新谷雅弘さん。島根県立美術館で新谷さんが手がけた雑誌のデザインなどを紹介する企画展が6月28日から始まりました。
企画展では、1970年代から80年代のものを中心に、雑誌270冊、原画やイラストなど125点が並びます。新谷さんの誌面づくりは、原稿の執筆よりもレイアウトを先行するスタイルが特徴で、「ポパイ」や「ブルータス」など数々の人気雑誌にもその手法が取り入れられました。
新谷雅弘 さん
「色々な展覧会を見てきましたけど、雑誌の展覧会というのはほとんどなくて。(古いもので)1966年ですからね、出ているのは何年たっています?それが今でもみられるんですよ。それを一番感じますねすごいって」
企画展「『アンアン』『ポパイ』のデザイン 新谷雅弘の仕事」は、島根県立美術館で9月2日まで開催されています。