SNSで知り合った女性に勧められ… 20歳代男性が約750万円だまし取られる
県内在住の20歳代の男性がSNSで知り合った女性に儲け話を勧められ、約750万円をだまし取られる被害がありました。
弘前警察署によりますと男性は今年7月25日頃、チャットアプリ「オルカ」を介して、「れいこ」と名乗る女性(LINEアカウント「れいこ」)とやり取りするようになりました。
「れいこ」とやり取りを続けていると、
・製品の販売価格と卸値の差額で稼ぐことができる。
・ネットショッピングサイトの操作を手伝ってほしい。
などと言われ、「れいこ」から、送られてきたURLにアクセスし、説明を受けながら商品注文を受け付けたりしたところ、利益が発生したということです。
更に「れいこ」から自分でショッピングサイトを開くように誘われ、これに応じたところ、URLが送られてきたため、アクセスしてショッピングサイトを開設しました。
同サイトでは、客の注文に応じて、サイト内のサポートセンターに指定された口座に仕入費用を振り込むことで、利益が生じるようになっており、男性は8月25日から9月24日までの間、11回にわたり、仕入費用として、指定された個人名義口座に現金合計635万円を振り込みました。
また、サイト内の資産が1,000万円になっていたため、男性が出金しようとしたところ、「れいこ」から
・資産を引き出す前に手数料を支払う必要がある。
などと言われ、9月26日及び30日に出金手続費用として、指定された個人名義口座に現金合計117万2,224万円を振り込みました。
しかし、追加で出金手続費用を要求されたことで、男性は不審に思い、これまでの経緯を友人に相談したところ、詐欺を指摘され、被害に気づいたということです。
警察は「簡単にお金が稼げる」「必ず儲かる」など、投資や副業を勧める甘い言葉には用心し、詐欺を疑うよう注意を呼びかけています。