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「生きているうちに飲めればいいな…」計画から“半世紀”市内最後の井戸水地区にようやく水道が整備へ! 青森県青森市

2025年3月4日 19:47
「生きているうちに飲めればいいな…」計画から“半世紀”市内最後の井戸水地区にようやく水道が整備へ! 青森県青森市

これまで井戸水を利用してきた青森市の鶴ヶ坂地区に待望の水道が整備されます。
住民の要望を受け市は早期の水道整備をめざすことを明らかにしました。

青森市の郊外にある鶴ヶ坂地区。
現在99世帯が暮らしているこの地区には、これまで水道が整備されたことがありません。

家の蛇口から出る水は井戸水です。

★青森市鶴ヶ坂町会 倉内孝男副会長
「水の汚れというのは感じたことはありません」

ただ去年の水質検査で乳幼児の健康に危害を及ぼす恐れがある、基準値を超える硝酸態窒素などが検出され住民の不安が募りました。

★青森市鶴ヶ坂町会 倉内孝男副会長
「なぜもっと早くここに水道管が敷設してもらえないのか」
「飲み水が不安で飲めないというのは住民のほとんどですよ それなりに浅井戸から水を汲んで煮沸して飲んだりまたは飲み水を買ってきて飲んだり」

鶴ヶ坂地区の水道整備は1977年に長期計画で認可されました。
しかし実際は長年実現せず、去年5月にも町会が市に要望書を提出していました。

きょうの市議会で小豆畑議員が回答を求めました。

★青森市議会 小豆畑緑議員
「一刻も早い水道施設の整備が必要であるということを申し上げ」
「鶴ヶ坂地区の水道整備に関する要望書への回答内容についてお示しください」

★青森市水道部 三浦大延部長
「水道整備により地区住民のみなさまの飲料水への不安解消を図り健康で文化的な生活を守る必要性が高い」

計画からおよそ半世紀、鶴ヶ坂住民待望の水道整備がようやく実現することになりました。

★青森市鶴ヶ坂町会 倉内喜代治町会長
「生きているうちに良い水飲めればいいな」
「安心な水が飲めるということが一番うれしいですね」

青森市は新年度から調査を始めできるだけ早い簡易水道整備をめざします。
整備されれば市内全ての地区に水道が通ることになります。

最終更新日:2025年3月4日 19:47
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