「対策は全庁体制で行う」“冬眠しないクマ”の対策連絡会議を初設置しパトロール体制強化 青森県八戸市
先月31日から今月3日まで住宅街に相次いだクマの出没です。
八戸市は今後の対策について連絡会議を設置し、全庁体制で対応にあたることを確認しました。
八戸市内では今月3日までの4日間北部の住宅街などでクマの目撃が相次ぎました。
クマは行動範囲などから同一の個体と見られていて、周辺の小中学校では今月4日まで保護者が付き添って登下校するなどの措置を余儀なくされていました。
これを受けて八戸市は16の部局の幹部が出席するクマ対策連絡会議を初めて設置し、これまでの情報共有と今後の対策について協議を進めました。
市は目撃情報を受けて農林水産部を中心に警察や教育委員会とも連携し、情報提供や現地調査などを担ってきました。
これまでのところ人や物などに被害はありませんが、八戸市の熊谷市長は緊急対応ができるように全庁に広報活動と現地パトロール体制の強化を指示しました。
★八戸市 熊谷雄一 市長
「今後市街地でクマが出没した際、市の対応は全庁体制で行うこととします」
★八戸市農林水産部 松田大平部長
「(市民の皆さんには)まだいましばらくはちょっと注意をしていただきたい 出歩く時には注意をしながら動いていただきたい」
冬眠しないクマに市は危機感を持って備えるとしています。