世界遺産の新シンボルは『白神いざないツリー』 小学生が込めた思いとは? 青森県西目屋村
世界遺産白神山地のマザーツリーに代わる新しいシンボルツリーの名称が決まりました。採用されたのは地元の小学生が応募した名称である思いが込められています。
津軽森林管理署は新しいシンボルツリーの名称が「白神いざないツリー」に決まったことを、西目屋村で開いた協議会の会議で発表しました。
新しいシンボルツリーがあるのは、県道の白神ラインを西目屋村から岩崎方面に向かって津軽峠の1.6キロ手前です。
「ブナ巨木ふれあいの径」をおよそ60メートル歩くと、白神いざないツリーが姿を現します。
英語表記は「Shirakami Welcome Tree」です。
樹齢は推定300年で高さ27メートル幹周り4メートルのブナの巨木です。
ことし枯れて死んだマザーツリーの後継として、樹勢の衰えがなくアクセスが良いことなどを理由に選ばれました。
★西目屋村 桑田豊昭村長
「整備それから誘客アクセスいろんな面で協力し合いながら、多くの方々に新しい白神山地のシンボルツリーを見ていただきたい」
「いざないツリー」の名称を考えたのは西目屋小学校4年の門藤琳音さんで、192件の応募の中から選ばれました。
頭に「白神」を付けて新名称としています。
★西目屋小学校4年 門藤琳音さん
「いざないは誘うという意味だからです 白神山地にたくさんの人とたくさんの生き物たちが来るという願いを込めて付けました」
白神いざないツリーの紅葉は、今月末から来月上旬が見頃だということです。