東通村尻屋崎の寒立馬が1年ぶりに尻屋埼灯台の周辺に放牧されました。
いまだけしか見られない風景をわたしも見てきました。

★菅原厚キャスター
「海の日にあわせて寒立馬が1年に1度だけ尻屋埼灯台に帰ってきました。ロープ越しではありますが間近で会うことができます」

国の重要文化財尻屋埼灯台が立つ東通村の尻屋崎です。
県の天然記念物の寒立馬14頭はそのすぐ近くにおとといからきょうまでの期間限定で放牧されました。
かつては寒立馬が尻屋崎を自由に歩き回る風景が観光の目玉でしたが、村では2年前から観光客の安全を考慮して灯台周辺での放牧を見送っています。
寒立馬と白亜の灯台がそろった風景は1年ぶりです。
寒立馬のうち5頭は先月までに生まれたばかりの子馬たち。
母馬に寄り添ったり寝そべって草を食むなどのんびりと過ごす風景に県内外から訪れたたくさんの観光客もいやされていました。

★埼玉県から
「ちょうどタイミングもよかったなと1年に1回ということで運がよかったなと」「遠くまで来てよかったと感じました」
★地元の子どもは
「楽しかった」「大きかった」
★岩手県から
「見る側もルールを守ること（寒立馬も）好きなところ歩いてそういう風に早く戻ってくれたらよいなと」

寒立馬はあすから来月20日ごろまで灯台から1キロほど離れた場所に移されて放牧されるということです。