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白神山地を“エコパーク”に!その狙いとは? 青森県議会や弘前市議会で意見相次ぐ

2025年3月6日 20:19
白神山地を“エコパーク”に!その狙いとは? 青森県議会や弘前市議会で意見相次ぐ
世界自然遺産の白神山地について新たに「ユネスコエコパーク」への登録をめざすべきだという意見が県議会や弘前市議会であがっています。
その狙いとは?

きょうの弘前市議会の一般質問。
石岡千鶴子議員が市の考えを質しました。

★弘前市議会議員 石岡千鶴子 議員
「今後持続的発展を続けるためにはユネスコエコパークをめざす以外弘前を中心とした津軽一円の発展はないと私は考えております」

ユネスコエコパークは自然保護と持続可能な利活用の両立をめざすモデル地域のことです。
国内には10か所あり世界自然遺産と両方に登録されているのは鹿児島県の屋久島だけです。
弘前市観光部の神部長は白神山地周辺の自治体などでつくる「環白神エコツーリズム推進協議会」で協議したいと答えました。

かつて白神山地の林道建設に反対した弘前市の自然保護団体根深誠代表は…

★津軽百年の森づくり 根深誠代表
世界遺産はもともと自然を残そうということ だけど実際自然というのは自然だけで残っているわけではない 白神を見ても」
「(エコパークは)自然保護・産業・文化そういうものを調和させた地域社会の発展をめざそうというモデルですから」

根深さんによりますと世界遺産登録後、自然保護のために白神から「山小屋」が撤去されてしまったと言います。
これまでヒトが営んできた文化を失わないためにもエコパーク登録が必要だと強調します。
去年9月にはフランスからユネスコ関係者が非公式に白神の視察に訪れ登録を勧められたということです。
一方きょうの県議会でも白神のエコパーク登録の質問があり、県は「市町村が主体となって進める必要がある」と答えています。
最終更新日:2025年3月6日 20:19
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