在宅患者の医療情報共有で迅速な救急活動を ICT活用で医療介護ネットワークと消防が連携 青森県八戸市
情報通信技術を活用して在宅患者を支援する八戸市の医療介護ネットワークに県内で初めて消防が連携接続し、迅速な救急活動につなげます。
八戸消防本部は医療介護ネットワーク「コネクトエイト」に来月連携接続するのを前に報道機関に仕組みを説明しました。
コネクトエイトは診療所や介護施設、薬局などが情報通信技術ICTを活用して在宅患者や利用者の情報を共有し、適切な支援を行う八戸市の取り組みです。
八戸消防の16全ての救急隊はタブレット端末でコネクトエイトに接続して患者の名前を入力すると、登録されている人であれば家族などの連絡先やかかりつけ医、既往歴や服薬内容などの情報を閲覧できます。
コネクトエイトには支援や介護が必要とされる高齢者などを中心に、およそ2500人の市民が登録しています。
ひとり暮らしの在宅患者も多く、会話が困難な場合でも登録情報を迅速な搬送や治療に役立てることができます。
★八戸消防本部 新井山一明 指令救急課長
「確実な情報をすばやく入手できることになりそれが今度は病院選定とかにすばやく生かせると」
「現場滞在時間の短縮につながる」
ICTを活用した医療介護ネットワークと消防救急隊の連携は県内で初めてで、来月3日から運用が始まります。