「すぐ10倍の価値になる」暗号資産詐欺で30歳代の女性が500万円分の被害
青森県内に居住する30歳代の女性が暗号資産の投資を持ちかけられ、500万円をだまし取られる被害がありました。
青森警察署によりますと女性は去年12月上旬ごろインスタグラム上で
・自分の財産を守る方法を知りたい方はDMを下さい。
という内容の投稿に興味を持ち、投稿アカウント「中村」にDMを送りました。
すると、アカウントを使用している男性から、インスタグラムの通話機能を介して
・今後暗号資産が世界の通貨となる。
・AURACoinという未上場の暗号資産を購入すれば、上場後、すぐに10倍の価値になる。
などと暗号資産への投資を勧められました。
女性は男性の指示に従い、国内の暗号資産取引所でアカウントを開設後、去年12月15日及び、19日の2回にわたり合計500万円分の暗号資産XRP(リップル)を購入し、その都度男性の指示に従いながら、暗号資産取引所を介して指定されたアドレスに送信しました。
その後、暗号資産を保有するためのウォレットに、送金相当の未上場である「AURACoin」が追加されたものの、一向に値段が付かず、男とも連絡がとれなくなりました。
女性は不審に思い、弁護士に相談したところ詐欺と指摘され、被害に気づいたということです。
警察はSNS広告を通じて株式証券や暗号資産取引などを勧められ、運用資金などの名目でお金を振り込ませられたり、暗号資産を送信させられる手口は詐欺だとして注意を呼びかけています。